キラリと光るキラっ人さん

キラっ人さん応援企業・団体紹介

女性が圧倒的に多い医療・福祉の職場 イクメンを増やすことが、男女ともに働き やすい職場づくりの近道になった。

  • 医療法人社団三成会

今回お話をうかがった方
常務理事兼事務局長
中村 喜美子(なかむら きみこ)さん

初代「イクメン企業アワード」(厚生労働省)を受賞

 三成会は病院と介護老人保健施設を運営しています。そのほかに通所リハビリテーション・訪問看護ステーション・通所介護事業所・居宅介護支援事業所・メディカルフィットネス施設があり、職員は242名、うち女性が175名です。
 圧倒的に女性が多い職場ですが、男性・女性に関わらず全ての職員が仕事と家庭を両立させることができる環境の整備を進めてきました。その結果、2013年に初代「イクメン企業アワード」(厚生労働省)を受賞。男性労働者の育児参加を積極的に促進しつつ、業務改善を図る企業として全国的に認められました。

男性の育休取得で男女ともに働きやすい職場に

 女性職員は、ほぼ100%が1年間の育児休業を取得後も復職しています。また、2014年度まで育児休業を取得した男性職員はのべ11名います。率先して育児休業を取得したのは男性役職者です。育児休業を取った男性職員には育児奮闘記を書いてもらいます。その奮闘記を見ると「女性はママとして、こんなに苦労しているんだ」というような感想が書かれています。働きながら子育てをする大変さを理解してもらうことが、女性の働きやすさにつながるという側面があります。結果的に誰もが働きやすい職場に向かっていきました。

「働き続けられるのか…」職員の不安解消

 これらの取り組みのきっかけとなったのは、開所当時から行ってきた「職員への面接」です。私たちの職場は、現在地で事業を開始した2004年に新卒の職員が大勢入りました。大半を占める20歳代の職員に「現在何か不安なことはないですか?」と問いかけると「この先子育てをしながら仕事を続けていけるのかが心配」という答えが返ってきました。そこで、患者さんや利用者さんに職員が笑顔で接していくためにも、そういった不安を解消しなければならないと動き出しました。

本当に必要とされる制度を作っていこう

 有給休暇や育児休業などの制度が整っていても使えなければ意味がありません。そこで、それをどうやったら休めるのか?と若手職員でプロジェクトをつくり話し合いを行いました。
 例えば、「何かある時のために、有給休暇を使い切ることが不安」という声が多く出たことから「2年を過ぎると消滅する未消化の有給休暇を年に3日間、最高30日分の有給休暇を積み立てられる」制度を新設。何かの時には積み立てている休暇が使えるため、積極的に休むよう職場内で声かけを徹底していきました。
 また、育児休業で長期に休んだときに他の職員に「しわ寄せ」がいかないように、2010年には厚労省の「両立支援レベルアップ助成金」を活用し、介護職員の育児休業時に派遣社員の代替要員を確保しました。この制度は代替要員の確保が難しくなったことから1年で終了することになりましたが、改めて職員同士が「お互いさま」の気持ちで助け合うことの大切さを確認するきっかけになりました。

「働きやすい職場」の評判で人手不足とは無縁に

 これらの取り組みの結果、2008年に35%だった有給休暇取得率は、2014年には60.2%に。2006年に13.1%だった離職率は、2014年に3.5%にまで激減しました。
 おかげさまで、当法人は、介護・看護のスタッフ不足に悩むことがありません。ハローワークやホームページの求人にもすぐに応募があります。面接にきた方に応募の理由を聞くと「子育てと両立しやすい職場であることが魅力」と返ってきます。私たちの取り組みが地域にも浸透してきているのを感じます。
 誰しも生活が充実していないと、仕事に力を注ぐことは難しいものです。全ての職員が「その能力を十分発揮できる」ように、今後も働きやすい環境づくりを続けていきます。(2015年12月取材)

基本情報
事業内容
病院、介護老人保健施設の運営、他
企業名
医療法人社団三成会
創業
2001年
所在地
〒962-0817 福島県須賀川市南上町123-1
TEL
0248-63-7299
FAX
0248-63-7265
代表者
理事長 渡邉 一夫
従業員数
242名(福島県内)
URL
http://www.kasuga-rehabili.com/

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