キラリと光るキラっ人さん

キラっ人さん紹介

当事者が「今、必要な取り組み」を提案。 「イクボス宣言」もボトムアップで実現!

  • 金子 真美さん(第一生命保険株式会社福島支社)
  • かねこまみ
  • 第一生命保険株式会社福島支社  生涯設計推進グループ(企画担当) 課長

福島市出身。桜の聖母短期大学を卒業後、第一生命保険株式会社に入社。福島営業オフィスのサービスクルー(内勤の事務担当者)を経て福島支社(郡山市)総務課長に。2022年より現職

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出産後、キャリアウーマンだった母親の見方が変わった

 サービスクルーの業務リーダーをしていた2019(令和元)年、郡山市にある福島支社への転勤の可否と「課長職にならないか」と声をかけてもらい正直驚きました。当時は夫や両親のサポートがほとんどない状況で1歳の子どもを育てていました。「もし断ったら、次にチャンスが私に巡ってくるのはいつなんだろう?」という不安な気持ちもあって、憧れていた秋田県の先輩に以前から「課長職を目指しなさい」と言われていたことも後押しとなり、家族に相談し受けることになりました。
 幸い定年を迎えるタイミングだった母が子育てを応援してくれることになり、現在も力を借りています。母は、18歳から63歳まで仕事を続けたキャリアウーマン。自分が子どもの頃は「さみしいな」と思うこともありましたが、今では「母も大変だったんだな」と見方が変わりました。

きちんと言葉にしてコミュニケーションする大切さ

 課長になってしばらくすると「きょうだい」がいる良さを周囲から聞く機会が増え、二人目の出産を考えるようになりました。上司に相談したところ「妊娠がわかったら、その時に考える」と言ってくれたこともあり、2021(令和3)年8月から2022(令和4)年4月にかけて産休育休を取得し、第二子を出産しました。子どもが一人の時、夫は「子どもになにかあった時には妻の方が仕事を休むのが当然」という認識でいたようですが、二人になるとそうもいきません。コロナ禍で保育園が休園になることもあり「祖父母にずっと預けっぱなしというわけにはいかない」と夫婦で何度も話し合いをしました。夫は「これをしてほしい」と具体的に伝えると動いてくれるので、現在2歳になった下の子の寝かしつけを夫が担当し、私は5歳になった上の子の相手をしています。子どもが具合が悪い時には、夫も仕事を休んでくれることも増えました。家族でも、言わないと伝わらないことが多いので、コミュニケーションは本当に大切だと思います。

「やってみたら?」と背中を押してくれる社風に支えられて

 昇進をためらう女性がいれば「ぜひチャレンジしてほしい」と私も伝えたいですが、実際には相当の覚悟と家族の協力が必要です。定時内に最大限のパフォーマンスを発揮できるようになれば、性別に関係なく社会の中で活躍できるのだろうと思います。福島県主催の「女性管理職・リーダー塾」の中でも「上司が変わらないと職場は変わらない」という話があり、2019(令和3)年12月に「イクボス宣言」をしてもらいました。支社長だけでなく各職場の管理職がイクボス研修を受けたので、宣言後は内勤スタッフがテレワークをしやすくなったという声も聞こえてきます。
 当社には「こんなことをやりたいんです」と提案した時に、「やってみたら?」と背中を押しアドバイスをくれる社風があり働きやすさにつながっています。年3回、個別面談がありますので、生まれ育った地域のために私ができそうな提案を、これからも上司に伝えていくつもりです。(2023年1月取材)

福島中央テレビ My Life ~はたらくで、かがやく~
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