キラリと光るキラっ人さん

キラっ人さん紹介

家庭を最優先できる職場だから無理なく楽しく仕事を続けられる

  • 吉村 和子さん(株式会社ももがある)
  • よしむらかずこ
  • 株式会社ももがある

2011年8月から勤務していた漬物工場の廃業に伴い、2016年に同所で新たに設立した「株式会社ももがある」の立ち上げスタッフとして加わった。「仕事は楽しいけれども、家庭のこと、子どものことが一番大事」と話す高校生1人、中学生2人のお母さん。

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子どもの都合で気兼ねなく休めるから続けられた

 22歳で最初の子どもを産んでから、10年ほどは専業主婦をしていました。再び働き出すタイミングに迷っていた時、夫が「できるだけ協力するから、もう働きに出てもいいんじゃない?」と背中を押してくれたので、三番目の子を保育園に預けて働きはじめたのが前の漬物工場でした。土日祝は基本的に休みで、子どもの具合が悪い時や行事がある時にも気兼ねなく休ませてもらえましたし、食品加工の仕事が好きなので楽しく仕事を続けてきました。その会社が3年前に廃業すると聞いて「また、仕事を探さなくちゃならないのかな」と思っていたところ、齋藤社長に声をかけてもらい、「ももがある」の立ち上げと同時に働き始めました。前の会社から数えると私よりも長く働いているスタッフがたくさんいます。様々な年代の人とおしゃべりをしながら、大好きな「つくる」仕事が続けられることになってホッとしました。

母親が働き始めて成長した子どもたち

 「子どもが小さいうちは一緒にいたい」と思っていたので専業主婦時代も幸せでしたが、働いて様々な人とコミュニケーションをとり、新しい情報を共有することも幸せだと分かりました。私が働き始めて子どもたちも大きく成長しました。一番下の子は早い段階から一人で留守番ができるようになりましたし、きょうだいでお菓子を作って私の帰りを待っていてくれたりもします。今年、私は桃の最盛期にずっと出勤していたのですが、お盆休みが取れた夫は1日中子どもをみて晩ご飯まで作ってくれました。今年はいつのまにか「流しそうめん」の機械を買ってきていて、私が「ただいま」と帰ったら「(そうめんを)流しておいたよ」と準備していて驚きました。夫が楽しみながら子どもたちと夏休みの思い出を作ってくれたことをとてもうれしく思いました。

いつかは孫をおんぶしながら仕事をしたい

 今は、子どもと一緒にいる時間も、働いている時間も充実しています。それは「家庭のことを優先していいよ」と言ってもらえる職場だから、安心して働くことができることが一番の理由だと思います。
 私の夢は、これからもこの職場で働き続けて、孫をおんぶして仕事をすることです。自分の子どもの成長はうれしい反面さみしくもあって、もう一度、赤ちゃんと思い切りふれあう機会を持つためにも「早く孫がほしい」といつも言っています。他のスタッフが子どもを連れてきた日は、休憩中にみんなで「かわいいね」「こっちおいで〜」とあやして声をかけていました。この職場は、本当に気持ちが温かい人ばかりです。個人がそれぞれに大切にしていることを尊重してもらえる環境があれば、女性も無理なく長く仕事と家庭を両立することができるのだと思います。
(2019年9月取材)

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