キラリと光るキラっ人さん

キラっ人さん紹介

職場でクレーンを操る母親の姿を子どもに見せたい

  • 佐竹李香さん(いわき市再生資源協業組合)
  • さたけりか
  • 選別作業員 クレーン担当

茨城県出身。結婚を機にいわき市民となり、出産後は派遣会社に登録。2016年7月に派遣された「いわき市再生資源協業組合」で2018年に正社員に登用される。2020年にクレーンの資格を取得した。

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小さな子どもがいても派遣先で正社員に

 今の職場に派遣された当初は「自分にできるかな」という不安がありましたが、実際に選別作業をやってみると楽しいし、職場の人たちが明るくて話しやすく、とてもいい職場だと思いました。最初の頃、まだ就学前だった子どもが熱を出して休むこともありましたが、職場のみなさんのフォローがあって、続けることができました。
 派遣社員として2年働いて、その後正社員にと声をかけられて現在3年目です。正社員になっても仕事の内容は変わりませんが、仕事ぶりを認めてもらえたことがうれしかったですし、これからも同じ職場で長く続けることができるので、安心感も生まれました。また、安全活動や見学、「元気な職場づくりプロジェクト」など様々な活動をしている職場ですので、方針を理解して、きちんと協力していきたいと意識が変わりました。

活躍する女性の先輩の姿を見て資格取得に挑戦

 育児と仕事の両立は時間との勝負ですが、子どもには、楽しく仕事をする元気な母親の姿を見せたいと思っています。土曜出勤や休日出勤があるときは、夫が子どもを見ていてくれます。いつも前向きな気持ちで仕事ができるのは、夫の協力のおかげだと思っています。
 私にとって仕事は「生活の糧」を得るためだけのものではありません。職場の人たちとのコミュニケーションは楽しいですし、人として成長して職場の役に立てると、やりがいを感じます。職場では、女性の先輩方がクレーンやフォークリフト、ショベルローダーなどを操っているので、「私にもできるかな」と思い、昨年、クレーン操作資格の取得に挑戦しました。無事に資格を取得できた時はうれしくて、誇らしくなりました。この職場に来るまで、自分がクレーンを操る人になるとは思いもよりませんでしたが、できる仕事が増えて少し自信が持てるようになりました。

今度は私が後輩をあたたかく迎える番

 クレーンを使うと今までの仕事を別な角度から見ることができて新鮮な気持ちになります。従来通りの選別作業とクレーン操作を両立できるようになるのが今の目標です。職場は見学ができるので、子どもにクレーン操作をしているところを見せたら、きっと喜ぶだろうと思います。
 また、先輩社員がたくさんいる中で、最近「新卒者のメンターに挑戦してみませんか」と声をかけられました。後輩が入るのはとても楽しみですが、「自分にメンターができるのかな」と不安もあります。それでも、私が入社した時に、職場の人たちがあたたかく受け入れてくれたように、今度は私にできることを考えて挑戦していきたいと思っています。(2021年1月取材)

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