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「改善の風土」がある職場で女性の声を聞く

  • 住友ゴム工業株式会社 白河工場

お話をうかがった方
住友ゴム工業株式会社 
白河工場 工場長 
面川寿彦(おもかわ としひこ)さん

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労働人口が減る未来に向けて働きやすい環境を

 住友ゴム工業株式会社白河工場は、高性能な乗用車とトラック・バス用のタイヤを生産しています。工場敷地面積は東京ドーム13個分、生産規模は日本最大級です。
 現在従業員は約1,600名おり、そのうち女性は63名。割合としては4.0%に過ぎません。タイにある工場では従業員の半数が女性で占められており、体力的にも充分に女性が働ける職場ではあるのですが、日本では入社を希望する女性がなかなか増えません。女性が働きやすい職場づくりは、会社の事業を継続していくために必要なことです。
 1974年に創業した白河工場は、初期に採用された多くの従業員が定年を迎え平均年齢が高くなってきました。高齢化で体力は低下しますので、自動化などで作業負荷を軽減する取り組みも進んでいます。例えば、トラック・バス用の大きなタイヤの検査工程に「回転制御検査台」を導入したことで身体への負荷は大きく減り、これまで女性がいなかったこの職場で4名の女性が活躍するようになりました。女性が働きやすい環境は、他の従業員にも働きやすい環境だといえます。

女性が必要なことを知っているのは女性だから

 2007年から住友ゴムグループが取り組んでいる「Love Your Work!プロジェクト」は、さまざまな気づき、アイデア、経験などを全従業員が共有し、仕事をポジティブに捉える機会として「語る場」などの活動を行い、そこで出た意見を経営につなげてきました。白河工場の活動の中で「他課の女性と定期的に集まって、つながりを深めたい」という声があがり、2015年に白河工場で発足したのが女性従業員による交流活動『きらり★S-Girls』です。ビジネスマナー研修、女性案内認定取得者による工場見学会、ハラスメント研修・勉強会の企画・開催、社内外施設での季節の飾り付けなどの交流を通じて、業務品質効率向上、横のつながり拡大をしています。会社の役割は、女性の声にしっかり耳を傾けて、改善できるような環境、風土を提供することです。私の立場で考える「働きやすさ」というのは、どうしても男性としてのバイアスがかかってしまうため、彼女たちが求めていることは、彼女たちの手で確立していくことが大事なのだと思います。

2030年までに女性従業員の割合を10%に増やす

 私が課長をしていた頃の話ですが、女性が働きにくそうにしている場面を目にしていました。課に一人か二人しか女性が配属されていないため、その人にしかできない仕事があると全体の業務が滞ってしまい休めないのです。そこで彼女たちは職場を越えて仕事を助け合えるように業務マニュアルを作って共有し、休める仕組みを確立してきました。自らアイデアを出して、休むことができる権利を勝ち取っていったのです。私もそれを後押しやアドバイスした経験があるので、自分から改善する機会、チャンスを設けることが大切だということを十分理解しています。
 「良い職場」というのは、改善の風土がある職場です。白河工場は、2030年までに従業員の10%を女性にする方針を打ち出しました。女性の採用を増やそうと思っても、そう簡単に増えるものではありません。現在働いている人たちが、いきいきと働き、「やりがいのある職場」と感じていることが周囲に広まり、「あの会社なら大丈夫だ」と入社を希望してくれる人が増えると、親御さんも安心して就職を勧めてくれるようになるのだと思います。(2021年10月取材)

基本情報
事業内容
各種自動車タイヤ製造
企業名
住友ゴム工業株式会社 白河工場
創業
1974年
所在地
福島県白河市双石広久保1
TEL
0248-22-3311
FAX
0248-22-5689
代表者
工場長  面川寿彦
従業員数
1623名(2021年10月1日現在)
URL
www.srigroup.co.jp

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